楽天イーグルスの安楽智大投手のパワハラ疑惑が報じられ、球団は選手達にヒアリング調査・アンケートもすることが報道されています。安楽投手は25日に予定されていた契約更改交渉が無期限延期となり、自宅待機を通達されている状況ですが、ここにきて安楽投手の他選手に対するパワハラ・モラハラと思われるLINE画像と後輩を後ろから“蹴る”動画が流出して話題になっています。
LINE画像が流出か!?
問題の画像の内容は画像左上に「安楽」と送信元が表記され、時刻は深夜の03:05~03:07に送られた内容で執拗に電話に出ることを要求するメッセージが送られていることが分かる画像です。
当の画像中の「安楽」が今回の楽天イーグルスでパワハラ疑惑が報じらた安楽智大投手自身なのかは不明ですが、このパワハラ疑惑報道がされたタイミングでの画像流出のため、「関係者(被害者)によるリークがあったのでは?」とネット界隈では話題になっています。
X(旧Twitter)でも後輩選手を後ろから蹴る動画が物議を醸している
LINEの画像と同じ頃に安楽投手の恒常的なパワハラを裏づけるかのような動画がX上で拡散され、物議を醸しているようです。
【野球】ハラスメント行為の安楽智大について楽天・森井球団社長が謝罪 保留者名簿から外れる可能性も https://t.co/Zr5OOGBncK pic.twitter.com/s3jkqKAzba
— 我爛164アメノミナカヌシ (@Wareran) November 25, 2023
動画自体は、楽天の守護神・松井裕樹投手が、10月7日に達成した500試合登板を記念して、楽天モバイルパーク宮城のグラウンド上で撮ったもののようです。撮影者は恐らく球団関係者と思われます。 記念撮影するため、選手達が前後3列で並んでいるのですが、最前列で松井投手の右隣に陣取る内青龍投手とみられる選手の背中を、最後列の安楽が、ニヤニヤしながら右足で “蹴る” 様子が映っています。
動画を見る限りは “足で押す”という感じですが、やられた選手は苦笑いするしかない様子で、その様子を2列目右後ろにいる田中将大投手もニヤニヤ見つめる様子が映っています。その後も安楽はさらに同じ選手の背中を 足で押し、選手は再びバランスを崩し苦笑するしかない様子であり、周りの選手も苦笑する様子が分かります。
この動画に対してX上でも「見ていて不快になる」「こういう悪ふざけが常態化しているのが伺え根が深そう」などの反応がでているようです。
安楽投手の動静と今後について
パワハラ疑惑が報じられている当の安楽投手は、球団が調査を進めている状況でもあるため安楽投手本人が個人的に何かしらの情報を発信してはいない状況のようです。球団側が他選手へのヒアリング・アンケート調査の結果を精査した上で然るべき処分をするものと思われます。
このアンケートで新たな事案が浮かび上がる可能性もあり、球団側はアンケート結果を精査した上で、27日以降に安楽本人に再度事情を聴く予定とのことです。
厳しいスポーツ界にはパワハラ的要素がそもそも混在しやすい特殊な環境があるのかもしれませんが、プロ野球選手等のスポーツ選手は子供たちの憧れの対象ともなるので、こうしたパワハラ関係の報道があることは寂しい限りですね。
3/5追記 安楽選手 メキシカンLレッドデビルズとの契約を発表
安楽選手の去就について、23年11月のパワハラの内部告発を受けて調査した球団が事実認定し、12月1日に公示された保留選手名簿から外れ、安楽投手は事実上の解雇となっていました。
3月5日に安楽選手はメキシカンリーグの強豪メキシコシティ・レッドデビルズと契約したことを発表しました。
今回の契約は代理人を通しての発表であり、安楽選手本人のコメントが添えられています。
このたび、私、安樂智大はメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約いたしました。
昨年、私が同僚選手にした行為につきまして、当該選手、楽天球団、チームメイト、そして何よりも応援してくださった野球ファンのみなさまに多大なご迷惑をおかけしたこと、そして失望させてしまったことをこの場を借りてあらためてお詫び申し上げます。
私は、当該選手を含め後輩のことが大好きで、決して後輩選手をいじめようと思ってしたことは一度もありませんでした。私なりのコミュニケーションのつもりでやっていたことでしたが、受け取る側の気持ちを十分に考えられておらず、私の行動が誤っていたこと、私の認識が甘かったことを痛感しております。
私自身、もう野球を続けるべきではないとも考えましたが、周囲の方々から絶対野球を辞めないでほしいと励ましていただきました。また、多くのファンのみなさまからも、このような私に対して“もう一度頑張れ、応援している”と言っていただきました。
そして、このたびメキシコシティ・レッドデビルズにて野球をする機会をいただけたこと、これらのことすべてに感謝し、もう一度真摯に野球と向き合い、皆様にまた応援していただけるよう、全力で精進してまいります。
報道されている内容につきまして、真実と異なる点がいくつかあります。真実と異なる内容や憶測に基づいて、私の家族や身内に対する嫌がらせ、誹謗中傷等はどうかやめていただきますようお願いいたします 2024年3月5日 安樂 智大
安楽選手のコメント
同球団はメキシカンリーグで最多優勝を誇る強豪チームで、ソフトバンクの守護神オスナも在籍していたチームです。
メキシコという異国の地で野球を続ける決断をした元楽天の安楽投手に今後も目が離せません。
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